アビスリウムという癒し系麻薬
一年ぶりにアビスリウムをアップデートした。
アビスリウムといのはスマートフォンの中でお魚やサンゴを飼うことができる、癒し系育成ゲームの名前だ。
画面をタップすることによって生命力を溜め、深海にいる何やら喋る岩「孤独なサンゴ石」をレベルアップさせたり、お魚を生み出したり、サンゴを生やしたりできる。
イベント限定の創作生物がいたり、写真撮影機能で可愛いお魚の写真を共有することもできる。
ユーザーはこの生命力を溜めるために日々画面をタップし続ける。
普段はちょっと出てきただけでも煩わしい広告も、「生命力2倍!」などと謡われたら、それなら仕方がないと受け入れてしまう。
これが私のアビスリウム。
一年ぶりに開いたけれど、なかなか賑やかだ。
リュウグウノツカイやシーラカンスやダイオウイカがいてとてもダイナミックで魅力的だ。
しかし、私が注目して欲しいのはここではない。
一年ぶりというブランクがあるからか、全く知らない設定ができていた。
今の季節はハロウィン。
何かしらイベントが行われているだろうとは思っていたが、なんと特設ステージができていた。
魔女ザリガニとその鍋が主役らしい。
だいぶ進めてからの画像になるが、こんな感じであやしくてかわいい。
後ろの満月は魔法というオプションである。
これを使うと全てのポイントが3倍になるのだ。
早くレベルを上げたいせっかちな私は使わずにはいれなかった。
このステージの説明を簡単にすると、お魚から出ている吹き出しのキャンディーを集めて、魔女ザリガニの鍋などの建築物のレベルを上げ、ハートで示されている生命力を溜めてお魚をたくさん生み出していく。
クエストやお魚を生み出す条件も様々で、進めていくごとに結構厳しいものが多くなる。
ゆったり癒し系育成ゲームと思いきや、結構無茶振りノルマゲームだったりするのだ。
例えば、「指の練習」というかわいいデイリーミッションで一日2500回のタップを要求してくる。
またある時は建築物の合計レベル3500を達成するように要求してくる。
数字が大きい。
なかなかに時間がかかる。
課金すれば違うのかもしれないが、無課金では途方もなく時間がかかる。
地道にタップして広告を見ていくしかないのだ。
どうぶつの森で、ローンを払うために果物や魚や虫をとっては売るを繰り返していたことを思い出す……。
だが、お魚たちがかわいい。
もうそれだけでモチベーションが上がっていく。
これまでに手に入れたお気に入りのお魚を少し紹介する。
幽霊魚。
透け透けで存在感がなくて愛らしい。
バンパイア・ランタンアンコウ。
クモみたいなランタンもギザギザの牙もかわいい。
下に写っているのは星空ガメ。
きらきら輝いていてとてもきれい。
死神ジュゴン。
おどろおどろしい名前のくせにこの顔である。めちゃくちゃかわいい。
コウモリ・カメガイ。
満月に浮かび上がっているやつである。
コウモリと名がついているけれど、この猫顔である。
カメの面影がほとんどない。
月に映えるし泳ぎ方もとてもかわいい。
とにかくかわいい。
どこを写真に撮っても絵になる。
このお魚たちの可愛さに、今日という日曜日を丸一日費やしたことは言うまでもない。
「六番目の小夜子」
「六番目の小夜子」という作品をご存知でしょうか。
映画「夜のピクニック」などの作品で知られる小説家、恩田陸のデビュー作を原作としたNHKのドラマです。
私が小学校低学年くらいの時に見ていた記憶があるのですが、調べてみると2000年4月の放送。
もう18年も前になるんですね。
何度も再放送されているみたいなので、私が見たのはもっと後のものかもしれませんが、時が経つのは早いです。
このドラマは「サヨコ」という不思議な言い伝えのある中学校を舞台にした、中学生たちの群像劇。
詳しくはWikipediaなどに載っているのですが、キャストの豪華さに今になってびっくりしています。
なんと鈴木杏、栗山千明、山田孝之の三人が主役で、ほかにも山崎育三郎や勝地涼など今をときめく俳優さんが多数出演しているのです。
今の姿と当時の画像を見比べると、18年の歳月のすごさに驚かされますね。
さて、最近この原作となった小説を読み返しまして、懐かしくなったのです。
記憶の中にある通り不思議で少し怖いような雰囲気を持っていながら十代の持つ爽やかさとエネルギーを感じる素晴らしい作品です。
画面を埋める黒や紺の制服の中に鮮烈な赤色の花など、印象的な場面をたくさん思い出しました。
DVDも発売されているようなので、レンタルか通販か、どうにかして見直したいですね。
こんな夢を見た
黄色い照明に照らされた見知らぬ白い部屋。
覚えのない場所だが何となく懐かしい、実家にいるような感覚になる。
ふと呼ばれた気がして後ろを振り向くと、五つ離れた妹が現れた。
妹と何を話すでもなく意味ありげに目を合わせた後、私はもう一度前に向き直った。
気づくと白いつるりとしたテーブルのような台が目の前にあり、その上には洋菓子が三つ等間隔に並んでいる。
それぞれ種類の違う洋菓子のようだが、ふと、白いテーブルに小さい黒い点があるのに気づく。
蟻だ。
気づいた途端、蟻は洋菓子に向かって動き出した。
どこからともなく蟻はあちこちから列をなして現れ、あっという間に洋菓子に群がっていく。
とうとう三つの黒い塊になったそれを、私はぼんやりと眺めていた。
気づくと妹はいなくなっっていて、白いつるりとしたテーブルだった台は、実家にあった赤茶色の木製の机に変わっていた。
***
ぼんやりと青い光に照らされた、薄暗い白い部屋。
洋菓子のメーカーなのか壁は一面ガラス張りの冷蔵庫で、中にはありとあらゆる大量のケーキがトレーに乗せられ保存されていた。
今日は女王の使者が来るらしい。
部屋にいる職員たちは硬い顔で立っている。
皆緊張して静かに待っていたが、一斉に顔を上げた。
暗い廊下の向こうから、すうっと、音もなく滑るように、女王の使者は現れた。
女王の使者は背が高かった。
部屋にいる職員より頭一つ分は大きかったし、そもそも頭自体が人間の倍以上の大きさがあった。
丸い大きなボールのような頭は金色で、目や鼻や口がついているのかわからない。
複雑な模様を彫り込まれた綺麗な球体だった。
青い光を反射している金色の頭の下は暗い緑のマントだった。
たっぷりとしたマントは地面すれすれまで覆っていて、その下の構造が人間と同じかはわからない。
女王の使者は何も言わず部屋の奥まで進み、冷蔵庫の中のケーキを検分し始めた。
しばらく静かにそれぞれのトレーを眺めているだけだったが、左端のトレーを指して急に怒り始めた。
職員たちは慌てて女王の使者が指し示したトレーを冷蔵庫から取り出した。
大きな銀色のトレーはピカピカで、その上にはずらりとティラミスが並んでいる。
正方形に切られたティラミスはとても美味しそうで、どこにも欠点など見当たらないように感じた。
だが、気に入らないと女王の使者は怒りをあらわにしている。。
ずらりと並んだティラミスと女王の使者を前に、職員たちは顔を見合わせて、途方に暮れていた。
***
こんな夢を見ました。
最近なぜか虫とお菓子に関する夢がとても多いんですよね。
秋だからですかね。
何となし日記はじめ
ブログとはどんなものかしら。
便利グッズや節約アイディアなどの日々のお役立ち情報から、暗いニュースへの怒り不満の大噴出、はたまた可愛い猫にツンツンされてデレデレする話や、壮大な空想の世界を展開しているもの……
ブログ記事にはいつもお世話になっている。
自分にはない見解や知識や物語を見せてくれる。
専ら読むことが専門なのだが、ブロガーやブログ収入なんて言葉がある昨今、自分の文章を書くとはどんなものなのか体験してみたくなった。
今の流行りで言えばYouTuberやインスタグラマーなのだろうが、インスタ映えする写真を撮る技術も、カメラの前で気の利いたセリフを話す勇気もない。
そもそも三日坊主という致命的な悪癖がある。
だが、何となく字書きというものには昔から憧れがある。
ものぐさな自分がいつまで続けられるのかわからないが、とにかく勢いだけでHatena Blogにログインしてみた。
何となし日記
その名の通り何とは無しに思ったことを徒然書いていこうという、方向性も何もないブログになる予定である。